Ameba Owndは商用利用できないのか?

amebaの公式ブログより

”3月18日のオープン後、わずか10日間で10,000ものサイトがOwndを通して作られ、今こうしている間にも、エグゼクティブのオフィシャルサイトや、個人のポートフォリオやブログ、またお店や企業の個性的なサイトが、Owndを通して次々と生まれています。”


この一文だけでも色々とツッコミたくなる衝動を抑えつつ、まずは自分でも使ってみました。きっとOwndのサービス内部では色んなことが起こっているんだろうな、と思います。



実はこのサイトを始める前に、アメーバに問い合わせをしていました。


こちらからの問い合わせ内容は以下の通り。


ぜひともお尋ねしたいのですが、

 Ameba Owndも当然amebaの利用規約が適用されると思うのですが、そうなるとアメブロ同様、商用利用の禁止ということになりますか?


もし規約に違反したとameba様がご判断された場合には、こちらのAmeba Owndも削除されてしまうこともあるのでしょうか?


商用で利用可能でしたらぜひとも有料版で使わせて頂きたいと考えております。ぜひともお返事をお願い致します。



それについてのアメーバからの回答。


お問い合わせの件になりますが、

現在、商用利用に関する規約につきましてはAmebaと同様の内容でございます。

詳細につきましては下記利用規約を

ご確認くださいますようお願い申し上げます。

【利用規約】

http://helps.ameba.jp/rules/post_104.html


つまりは、Ameba Owndはアメブロと全く同じ規約で運営されるということです。


ちなみに、これまで多くのアメブロがこの規約にある「第13条(禁止事項)(4) 当社の承諾のない商業行為」によって、アメーバ側の権限のもと削除されてきたという事実があります


さて、早速ここで疑問が沸々とわいてくるのですが。


まず、今回の筆者の問い合わせにこういう回答をしておきながら、一方の公式ブログでは ”またお店や企業の個性的なサイトが、Owndを通して次々と生まれています。”と公式に発表しています。なんと、「お店」「企業」での利用を認めているではありませんか!


さてさて、そのココロはなんですか?



まず、筆者の見解としてはウェブサイトを提供するサービスである以上、ユーザーに対して「商用利用禁止」の規約で縛るなどということは馬鹿げています。しかし、アメーバがなぜそうするかというと、アメーバはこれまでもユーザー囲い込みをベースとしたサービス展開を進めてきたということに尽きます。今回のAmeba Owndもまた、その延長線上で、巨大なアメーバ・コミュニティのひとつとしてスタートさせたという意図があるはずです。


アメーバ・コミュニティの考えの元では、アメーバにとって不利益をもたらすユーザーは排除するというこれまでの規約を貫くのは当然の流れとも言えます。これはあくまで筆者の推測ですが。


もっと妄想するならば、つまりはアメーバは大きなジレンマを抱えつつも、それでもこのタイミングでOwndをスタートさせなければならなかったのではないでしょうか。


その背景には、すでにこのジャンルでの先駆者であるJimdoWixWeeblyなどに遅れを取ってしまった焦りもあったのかもしれません。独自ドメインの取得、広告外しができる有料版も整っておらず、今年夏頃の予定です。それらを待たずリリースされた背景に少なからず「焦り」を感じています。リリースそのものを夏までは先送りできなかった理由の全てとは言いませんが、きっと大きな理由のひとつであるはずです。


・・・妄想はここまで。


さて、そんなAmeba Owndですが筆者はサービスそのものを否定してはいません。

このサービスの利用者は今後もどんどん増え続けるでしょう。そう思っています。


見た目のデザインは華やかで本当に美しいテンプレートが揃っています。

現状では、下手にカスタマイズさせない強気の仕様も、むしろデザインが破綻しにくくなっている要因であるのかと感じています。なので、それすらも好印象です。


あとは規約を含めて「中身」がしっかりと整うかどうかを、今後も注目して行きたいと思います。





※この記事を書いた時点では商用禁止でしたが、現在は公式にAmebaが商用利用を認めています。詳しくはこちらをどうぞ ↓ ↓ ↓

Poss Note

アメブロカスタマイズ・OwndカスタマイズのWEBデザイン研究所BEEの公式Owndです。

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